IBM Innovation Studio

未来の考古学
当展示は2022年2月から12月までで、現在は終了しています。

未来の考古学
当展示は2022年2月から12月までで、現在は終了しています。

黎明期のコンピューターが社会に与えたインパクトを振り返るとともに、今後のテクノロジーの進化による新たな価値を考察する機会。テクノロジーとアートの融合をご体感ください。


汎用機システム / 360

現代のコンピューター処理の世界を劇的に変えたと言われる1964年に発表したメイン フレーム コンピューターです。
第一回東京オリンピック、アポロ月面着陸、金融オンラインなど、社会に大きく貢献。現在のIBM Zに引き継がれています。

IBM405英字式会計機

従来と比べて「駕篭(カゴ)と飛行機の差異がある」と評価されたほど、画期的なパンチカードシステムです。
1930年台、数字だけでなくアルファベットも印刷することができたことから、 大手生命保険会社様に採用いただき、事務の機械化、営業活動の促進にIBM統計機の寄与は著しいものがありました。

IBM 56穿孔検査機の拡大図を示す画像

IBM 56穿孔検査機

「カード穿孔機」によって、穿孔されたカードの内容が正 しいかどうかを識別します。 第1号機は、国鉄(現在のJR様)に納入されました。

IBM 82分類機

穿孔の済んだカードは、それぞれの目的に従ってある特定の項目順に分類・ 整理します。これは、ごく普通の事務で伝票を仕分けする仕事に相当します。

1955年、国産 82分類機が日本銀行様に納入されました。

3380磁気ディスク装置の拡大図を示す画像

3380磁気ディスク装置

1980年発表、世界で初めてギガバイトを超えたストレージ装置で容量は2.52GBでした。変化の激しいストレージ業界において、1980年代を代表するとともに、史上最も成功したストレージ装置とされています。

タイプライター

1961年に発表し、広く普及した電動タイプライターです。
昔、IBMがタイプライターを製造販売していたことにより、今も世界中のフォントを開発することにつながっています。当時、カナのフォントも製造していました。

プラチナ・プリントの拡大図を示す画像

プラチナ・プリント

1870年代にイギリスで生まれた世界最高峰の写真現像技術。科学的に安定性の高い金属であるプラチナを使用し、500年以上美しい状態で保たれると実証されています。時を経て当機械達が朽ちても、このプラチナ・プリントの中で機械は存在し続けることでしょう。

3Dファントム

LED光源がライン状についたブレードを高速回転させ、光の残像によって映像を映し出します。インパクトのある3D映像を肉眼で体験できる3Dホログラムサイネージ。

3Dファントム映像の画像の拡大図